

質問内容
回答
なぜ高温で巻くと傷んでしまうのか
髪の毛はタンパク質でできており、一定の温度を超えるとタンパク変性と言う現象が起こります。
卵に熱を加えると固まるように、お肉に熱を加えると色が変わるように、
髪の毛もぱっと見にはわかりませんが熱を加えることによりタンパク変性を起こしています。
このタンパク変性の厄介なところが、熱を加えた卵や肉をどれだけ冷やしても戻らないように、一度起きてしまうと2度と戻ることはない所です。
なので、なるべくタンパク変性を過度に起こさないためにも、アイロンの温度は120〜140度で5秒程度というのがポイントになってきます。
アイロンの温度を低くしても綺麗に巻く方法
では質問者様のように、温度が低いとカールがつかないと感じてしまう方はどうすれば良いのでしょうか?
実はアイロンの温度はそこまで高くなくても大丈夫なのです。
ポイントは「冷ます」ことにあります。
上記のように120〜140度で5秒ほどアイロンを当てた後に
「10秒ほど冷ましてください」
そう、熱を加えた2倍の時間冷ましてあげることでカールの持ちは格段によくなります。
髪の毛は熱を加えて、冷める時に型が定着するのです。
オススメのアイロン
アイロン選びのポイントは
①温度設定ができる
これは必須。10度単位で調節できるものが望ましいです。
②シンンプルな形が一番
「これ一本でストレートも兼用」みたいなモノは一瞬流行ってすぐに消えます。スタンダードな形が一番使いやすいです。
③プレート(熱くなる部分)がしっかりと加工されていること
しっかりと加工されているものでなければ滑りが悪くなってしまい、巻きにくくなったりダメージの原因となってしまいます。古くなってアイロンの表面の加工が取れてしまっている場合は買い換えた方が賢明です。
これらを踏まえて一番よくオススメするのはクレイツというブランドのアイロンです。
おそらく日本の美容室で一番よく使われているもので安定感は抜群です。
リュミエリーナの「ヘアビューロン」もとても良いのですが、27000円とお値段がちょっと高い。。。
それに対して、クレイツのアイロンはアマゾンで買うと4000円程です。コテは2種類くらいの大きさを持っているとヘアスタイルを変えた時でも対応しやすいのでリーズナブルなところがいいですね。
もちろん、定価では1万円ほどするだけあって、プロ目線でもかなり使いやすいのでオススメです。
自分にあったサイズは以下をご参考にしてください。
★ショート〜ボブでしっかり巻きたい方は26mm
短めのヘアーなら間違いなくこのサイズです。
★ボブ〜セミロングまで幅広く使えるのは32mm
ショート以外の方は迷ったら32mmがベター。不動の一番人気です。
★ミディアム〜ロングで大きめのナチュラルカールなら38mm
アイロンに慣れていない方は大きめのサイズの方が失敗しにくいです。