

本日のお客様とのカウンセリングで出てきたご質問です。
このお客様は就活中に黒染めをして、それから現在に至るまで約半年。黒染めはかなり抜けており9レベル程度まで明るくなっています(9レベル⇒やや明るめの茶色)
希望は6~7レベルのアッシュ系カラー(アッシュはけっこう濃い方が良い)
あと、今まで黒染めする前のカラーでアッシュ系にしたいと言ってもすぐにオレンジっぽく退色してしまうというお悩みもお持ちでした。
大丈夫ですよ!
今回は地毛の黒髪の部分には黒染めはされていなかったことと、(自分で黒染めをしてる人は黒に黒が重なっているケースが多い)退色部分も極端なオレンジや赤みが出ていないことからそう判断させていただきました。
もちろん、シングルカラーなので(1回で染める)ので「暗め×高彩度」の度合いには限界はありますがある程度は可能です。
もちろん、現状が三層になっているので今日で完成当いうよりは何度か続けてカラーすることによってより深みが増して行くようなイメージですね。
赤みが出やすい方をキレイなアッシュにするポイント
アッシュというのは実は「青」なのですが、赤みが強い方に「青」を乗せてもキレイなアッシュにはなりません。
ここではマット「緑」をベースにカラーリングしていきます。「緑」は「赤」の補色となるので、地毛に赤みが強い方にはマット系のカラーを使い対応させていただきます。
さらに今回は「アッシュの深み」を出すためにアクセントカラーという「濃い青」を混ぜ込んであります。
そうすることによって赤みが強い方も、かなりキレイに抑えることができ、退色するときもキレイなのです。
本日のレシピ
①明るくなっているところに、マット系のカラーを使いトーンダウン。
②中間部分の地毛に対して、マット系+アクセントカラーのブルーを足したものを塗布量を多めにしながら染めていきます。
③根元付近の地毛にも②の薬を使い染めていく。(②と時間差でカラーリングするのは根元付近は体温の影響で明るくなりやすいのをコントロールするため)
④②の薬を使い①の部分にも染めていきます。
これでバッチリキレイなアッシュになって喜んでいただけました。
さらに濃いアッシュをお望みであれば次回はダブルカラー(一度明るくしてから色味を入れる事で発色がキレイになる)も良いですね。
キレイなアッシュが難しいケース
今回はベースの状態がそこまで悪くなかったので対応できましたが、どうしても難しい場合もあります。例えば、、、
・黒染めが濃く残りすぎている。
⇒ブリーチや黒染めおとしをするしかありません。
・黒染めがセルフカラーなどでムラになっている。
⇒この場合はあまり明るくすることはお勧めできません。7レベル以下の暗めのカラーを何度かして状態を整えましょう。
こういった場合はすぐに希望通りのカラーにすることは難しいでしょう。ですので担当の美容師さんと相談し、少しづつ理想に近づけていくことが大切です。
お役に立てると嬉しいです(^^)
黒染めやブリーチは注意しましょうね☆