
Wetmount / Pixabay
前回のブログで特に学生さん向けに、市販のカラーでキレイに染めるためのコツをご紹介しましたが、よくよく考えてみると、白髪染めをご自宅でされている方も多いですよね(^^)
自分が担当している方でも、カットしにサロンに来てくれて「今日家に帰ってからカラーするの〜」みたいな方、月に2.3名はいらっしゃいますねf^_^;)
せっかくなので、ご自宅で白髪染めをする場合のテクニックもご紹介致します。
実際のテクニックに入る前に、「白髪はなぜ染まりにくいのか」を簡単にご説明しますね♪
理由はこの3つ
・普通の毛よりも太い
・普通の毛よりも硬い
・撥水毛である(水を弾く)
これは、カラー全般においで「染まりにくい3大要素」です。
「太い」ということは薬剤が内部に行き渡るのに時間がかかること。
「硬い」というのは薬剤が浸透するのを防ぐということ。
少し一般の方には聞き馴染みがないかもしれませんが「撥水毛」ということは水分と馴染みにくいので、カラーの染まりが非常に悪いです。(カラーやパーマおける全ての薬剤の主成分は「水」なので薬剤の浸透が悪いということです。)
という事を理解した上でカラーリングをすると良いと思います。
解決策はシンプルです♪
・薬剤の量をたっぷりと
・カラーを塗った後に少し温める
・長めに時間を置く
美容室でカラーをしたことがある方はなんとなくイメージ湧くのではないでしょうか(^^)?
まずカラー剤の量をたっぷりするには、カットの直後にカラーをするのがちょうどいいですね。ミディアム以上の方は2箱あった方がいいかもしれません。
次に温めるというところですが、美容室によくあるようなクルクル回るやつが家にもあるよーなんて方はまずいないと思いますので。ラップをした状態でその上からタオルを巻きましょう。体温が自然とカラー剤を温めてくれます。ちなみにドライヤーをするというのは避けた方が無難ですのでご注意を。
最後に長めに時間を置くと言ってもカラー剤は30分以上長く時間をおいても効果はありませんので、25〜30分ほどでシャンプーすると良いと思います。
15分以内にシャンプーしてしまうと、その時は染まっているように見えてもすぐに色が取れてしまう原因になる可能性があります。
いかがでしてでしょうか?特にもともと自毛が太くて硬い方なんかは余計に染まりにくいかと思います。逆に細くて柔らかい髪質の方は、明るめのカラーでも白髪もキレイに染まりやすい傾向にあります。
大きな失敗を防ぐためには、ファッションカラーとは逆に「少し明るめ」のカラーを選ぶことがポイントです。白髪染めの場合は「暗く染まりすぎてしまった時」が1番大変です。
そうなるとブリーチをしないと明るくならない可能性すらあります。
心配な方は、担当してもらっている美容師さんに相談してもいいかもしれません。
すごく気を使ってしまうかもしれませんが、案外普通にアドバイスをしてくれるかと思いますよ。
もし、その美容師が「ホームカラーは100%絶対にダメ」みたいな方でしたら正直、美容室自体を変えてもいいと思います。
お一人お一人のことを本当に考えれる美容師がいい美容師だと思いますので(^^)
それでは今日も最後までありがとうございました☆