最近ではお客様の中でもトリートメントをされる方が多いので、トリートメントメニューのない美容室なんてほとんどないのではないでしょうか?
しかも、1種類だけではなくほとんどのサロンではいくつかのランクのトリートメントがあり価格や工程も様々です。
でもお客様の立場からするとこんなにたくさんの種類のトリートメントから何を選んだら良いかなんてわからないですよね?
なので今日は美容室のトリートメントについてまとめてみましたのでご参考にしてください☆
*価格は何で決まるのか?
実は美容室のメニュー(カラーもパーマも)はほとんど全て「時間」によって決まっているのです。
料金が高いトリートメントの方が「いい成分」が入っていてコストが高いのかというと実はそうではありません。
美容室のメニューにおける材料費はおよそ10%前後です。例えば2000円高いトリートメントにしたからといってもせいぜい200円ほどしか変わりません。
なんなら使っているトリートメントは同じものでスチームを入れて時間を置いたら2000円アップなんて美容室もあります。
さすがにこれはちょっとどうかと思いますが、実際にある話です。それくらい「時間と価格」が密接なのが美容室のメニューなのです。
ちょっと話はそれますが「プレミアムカラー」なんてのもかなり怪しいです。カラー剤が変わっただけで2000円も料金が上がったりするのはかなり割高でサロンにとっては都合のいいメニューです。
*いいトリートメントとは?
これはその人の髪質や求めるものによって違うので実は答えがありません。だからこれだけ多くのトリートメントがあるとも言えるでしょう。
ただ、大別していくつかのタイプに分けることはできるのでこれを参考にしてもらえればと思います。
A:しっとりツヤツヤ「コーティング系トリートメント」
程度の差はあれ、サロントリートメントの8割くらいはこのトリートメントです。
おおよその流れは、低分子の栄養を髪に入れてから高分子の皮膜剤を使ってコーティングします。
低価格のものであればシャンプー台で2~3段階くらいに重ね付けしていき、
中~高価格帯のものはスチームやアイロンなどの熱を使いながら定着効果を高めていきます。
特徴としては、即効性のある手触りや見た目が売りです。ダメージ毛やくせ毛でもコーティングでごまかすことができます。
高価格帯の皮膜タイプのトリートメントをすればびっくりするくらいのツヤツヤ髪になることも難しくありませんが、持続性はありませんので数週間で元に戻ってしまいます。
デメリットはコーティング剤のせいで重くなりすぎてしまう可能性があるという点です。
B:一本一本がサラサラ「内部補修トリートメント」
実は内部補修という言葉自体はすごく曖昧で、ダメージしてしまった髪が本当の意味で蘇ることはあり得ないのですが、Aのトリートメントと比べてコーティングにあまり頼らず(ゼロではありません)質の高い栄養分を5~10段階くらいに重ねてケアをするというものです。
こちらはヘアケアにこだわっているサロンが導入していることが多く、価格も通常のトリートメントの倍ほどすることが多いでしょう。
特徴としてはこのタイプのトリートメントを導入しているサロンはヘアケアの勉強も通常のサロンに比べるとかなりしているところが多いので、自分に合った適切なケアが受けられる上、ホームケアのアドバイスも的確です。
効果の面でこれといったデメリットはありませんが、あえて言うなら価格がやや高いところでしょうか。
C:天然成分でケア「髪密度を高めるハーブ系トリートメント」
「髪密度」というのは聞きなれない言葉かと思いますが実はとても大事なポイントです。
髪の毛はダメージすると内部に空洞が出来てしまいます。AやBのトリートメントもその空洞に栄養補給をするのですが、割と早く抜けてしまうのです。
代表的なのは「ヘナ」や「アワル」といったハーブなのですが、これらはカラーやパーマなどで出来た空洞を埋めてくれ、髪密度を高めてくれます。
髪密度が高まるとどうなるかというと、AやBのケミカル系のトリートメントの手触りの良さとは違った質感が得られます。ハリコシのある健康的なサラサラ髪といった感じでしょうか。学生時代のカラーやパーマをしていない時の健康な髪の状態に寄せるようなイメージです。
前述しましたように特徴としては、「ハリコシ」がでるので、加齢によってやせ細ってきた髪にとっては最適です。
デメリットとしては皮膜効果がないため、人によっては慣れるまで髪が「ごわついたように」感じることもあります。
また、植物特有の「ニオイ」が気になる方もいらっしゃいます。匂いに対しては人それぞれ好みがあったり、髪質によっても残りやすい、残りにくいがあります。
対処する方法もあるのであまり気にしなくても良いのですが、いちおう参考程度に。。。
ということで、
「価格=効果や成分の良し悪しではない」
「トリートメントの3つのカテゴリー」
について書かせていただきました。
自分にとって良いトリートメントや自分の髪を綺麗にしてくれる美容師さんを見つけれると良いですね♪